2009年6月30日火曜日

ランチタイムコンサート

昨日「ぬうびじょんくらぶ」さんからお声がかかり、ランチタイムコンサートをしました。場所は千里阪急ホテル。緑に囲まれたとてもくつろげる空間でした。
わずか40分ほどで、なるべくハープらしい曲、ハープの意外性も感じていただけるようにーしかもジャンルにとらわれることなく聴いていただけるものを、とプログラムを考えたつもりです。ハープのオリジナル曲、映画音楽、日本の歌、など。お客さまの年代は、さまざま。年配の方々もあればお若い年代あり。楽しんで頂けていれば幸いです。なにかご質問を・・・と投げかけると、とても興味深い、突っ込んだ質問をされて、驚くとともにうれしく思いました。
先週までの晴れが一転雨、の関西。移動中の車のなかでは土砂降りの雨だったのに、楽器の搬入搬出に、一滴も雨が落ちなかったのは奇跡です。今も外は土砂降りです。この梅雨空は当分続きそうでしょうか・・・

2009年6月22日月曜日

レクサスプレミアムコンサート2009

昨日、梅田芸術劇場でレクサスプレミアムコンサートがありました。藤岡幸夫指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団です。(今年のニューイヤーコンサート以来、また関フィルのエキストラでよんで頂きました)
このコンサートは、チケットの売上の半額をユニセフに寄付するということで、2007年7月から開催されています。
この日の曲目は、第一部が、風と共に去りぬ、グリーンスリーブス、ムーンリバー、サウンドオブミュージック、パイレーツオブカリビアン、といったスクリーンミュージック、第二部は、カルメン前奏曲、ハチャトリアンの仮面舞踏会、最後はラベルのボレロといったクラシックの名曲シリーズでした。ハープにとって、スクリーンミュージックもボレロもなかなか手ごわい作品ばかり・・・でも、オーケストラの中のハーピストとしてどれもやりがいのある作品でした。ボレロでは、指揮者もオーケストラもテンションは最高潮、名演でした。アンコールのダニーボーイも、(私は降り番でしたのでゆっくりと聴かせていただきましたが)癒される演奏でした。本番終了後、楽屋を出ると、指揮者の出待ちかな?と思われる集団があちらこちらに。ご来場いただいた皆様にご満足頂けたコンサートだったと思います。

2009年6月15日月曜日

天神崎

天神崎は、和歌山県田辺市にあります。日本で最初のナショナルトラスト発祥の地です。その天神崎を紹介するDVDのBGMを演奏させていただく機会に恵まれ、昨日、そのDVDが届きました。
録音したのは、なんと、去年の2月(だったと思います。)楽屋の窓から、雪が降っているのを見た記憶があります。その日は、天神崎をもっと皆さんに知っていただこうという趣旨の講演とコンサートが芦屋でありました。コンサートの終演後、ホールに残り、今回のDVDの音楽を録音しました。
編成は、リュートとハープ。リュートとくれば高本さん。どんな仕上がりになるんだろうね、と言いながら別れたのを思い出しました。
25分ほどのDVDに、天神崎にまつわる2曲が、天神崎の風景や生き物を紹介する場面で効果的に
使われていました。撥弦楽器の組み合わせゆえ、お互いを殺し合っていなければ、の不安もどこへやら。しっくりと溶け合って、なかなかいい感じでした。市民運動として発生した「天神崎を大切にする会」のみなさんにわずかながらも協力できたのは、うれしいことです。

2009年6月2日火曜日

生涯現役

関西はあのインフルエンザ騒動の後、やっと普通の生活が戻ってきました。
神戸からインフルエンザ感染者がでたということで、突然学校が1週間の休み。
ということは、定期演奏会に向けて追い込みをかけようと思っていた学校も、
これから一からコンクールにむけてやり始めようと計画していた学校も、引き続きとにかく前進あるのみと指導しようとしていた学校も、全て休校。面っ食らったのは、私だけでなく、現場の先生とそしてなにより生徒さん達だったはず。無事学校再開となってほんとよかったです。

そして昨日。1か月振りに五十嵐先生が西宮に。先月のコンサートの打ち上げをしたレストランを大変お気に入りで、そこで夕食をご一緒させていただきました。おいしいローストビーフ、先生のお気に入りの
イタリアの赤ワイン(この日のためにマスターがわざわざご用意してくださった)をいただきながら、
あまりのおいしさに、至福のひと時。と。その時先生も、「今日は幸せだね。みなさんと、おいしい料理、おいしいワインを頂けて。」といわれたのです。続けて、「この歳まで歌えて幸せ、ほんと幸せ。健康でいられておいしいもの食べられて、舞台に立って歌えて・・・」と言われたのです。
コンサートに来られた方はご存じと思いますが、先生は今年81歳になられます。舞台で歌っていらっしゃるお姿を拝見しても、楽しく会話しながら食事をご一緒していても、とてもそのような年齢には思えません。
舞台で演奏する私たちには、定年がありません。つまり、生涯現役・・・ちょっとこの頃私も意識することなのですが、この言葉はまさに先生のことだなあと実感しました。生涯現役でいるためには、日々精進、努力・・・それなのに、インフルエンザ騒動で、いきなりできた3日間もできた休みを、新しい楽譜をみることもなく、だらだらすごしてしまった自分を、少し反省した夜になりました。