2009年6月2日火曜日

生涯現役

関西はあのインフルエンザ騒動の後、やっと普通の生活が戻ってきました。
神戸からインフルエンザ感染者がでたということで、突然学校が1週間の休み。
ということは、定期演奏会に向けて追い込みをかけようと思っていた学校も、
これから一からコンクールにむけてやり始めようと計画していた学校も、引き続きとにかく前進あるのみと指導しようとしていた学校も、全て休校。面っ食らったのは、私だけでなく、現場の先生とそしてなにより生徒さん達だったはず。無事学校再開となってほんとよかったです。

そして昨日。1か月振りに五十嵐先生が西宮に。先月のコンサートの打ち上げをしたレストランを大変お気に入りで、そこで夕食をご一緒させていただきました。おいしいローストビーフ、先生のお気に入りの
イタリアの赤ワイン(この日のためにマスターがわざわざご用意してくださった)をいただきながら、
あまりのおいしさに、至福のひと時。と。その時先生も、「今日は幸せだね。みなさんと、おいしい料理、おいしいワインを頂けて。」といわれたのです。続けて、「この歳まで歌えて幸せ、ほんと幸せ。健康でいられておいしいもの食べられて、舞台に立って歌えて・・・」と言われたのです。
コンサートに来られた方はご存じと思いますが、先生は今年81歳になられます。舞台で歌っていらっしゃるお姿を拝見しても、楽しく会話しながら食事をご一緒していても、とてもそのような年齢には思えません。
舞台で演奏する私たちには、定年がありません。つまり、生涯現役・・・ちょっとこの頃私も意識することなのですが、この言葉はまさに先生のことだなあと実感しました。生涯現役でいるためには、日々精進、努力・・・それなのに、インフルエンザ騒動で、いきなりできた3日間もできた休みを、新しい楽譜をみることもなく、だらだらすごしてしまった自分を、少し反省した夜になりました。

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