天神崎は、和歌山県田辺市にあります。日本で最初のナショナルトラスト発祥の地です。その天神崎を紹介するDVDのBGMを演奏させていただく機会に恵まれ、昨日、そのDVDが届きました。
録音したのは、なんと、去年の2月(だったと思います。)楽屋の窓から、雪が降っているのを見た記憶があります。その日は、天神崎をもっと皆さんに知っていただこうという趣旨の講演とコンサートが芦屋でありました。コンサートの終演後、ホールに残り、今回のDVDの音楽を録音しました。
編成は、リュートとハープ。リュートとくれば高本さん。どんな仕上がりになるんだろうね、と言いながら別れたのを思い出しました。
25分ほどのDVDに、天神崎にまつわる2曲が、天神崎の風景や生き物を紹介する場面で効果的に
使われていました。撥弦楽器の組み合わせゆえ、お互いを殺し合っていなければ、の不安もどこへやら。しっくりと溶け合って、なかなかいい感じでした。市民運動として発生した「天神崎を大切にする会」のみなさんにわずかながらも協力できたのは、うれしいことです。
2009年6月2日火曜日
生涯現役
関西はあのインフルエンザ騒動の後、やっと普通の生活が戻ってきました。
神戸からインフルエンザ感染者がでたということで、突然学校が1週間の休み。
ということは、定期演奏会に向けて追い込みをかけようと思っていた学校も、
これから一からコンクールにむけてやり始めようと計画していた学校も、引き続きとにかく前進あるのみと指導しようとしていた学校も、全て休校。面っ食らったのは、私だけでなく、現場の先生とそしてなにより生徒さん達だったはず。無事学校再開となってほんとよかったです。
そして昨日。1か月振りに五十嵐先生が西宮に。先月のコンサートの打ち上げをしたレストランを大変お気に入りで、そこで夕食をご一緒させていただきました。おいしいローストビーフ、先生のお気に入りの
イタリアの赤ワイン(この日のためにマスターがわざわざご用意してくださった)をいただきながら、
あまりのおいしさに、至福のひと時。と。その時先生も、「今日は幸せだね。みなさんと、おいしい料理、おいしいワインを頂けて。」といわれたのです。続けて、「この歳まで歌えて幸せ、ほんと幸せ。健康でいられておいしいもの食べられて、舞台に立って歌えて・・・」と言われたのです。
コンサートに来られた方はご存じと思いますが、先生は今年81歳になられます。舞台で歌っていらっしゃるお姿を拝見しても、楽しく会話しながら食事をご一緒していても、とてもそのような年齢には思えません。
舞台で演奏する私たちには、定年がありません。つまり、生涯現役・・・ちょっとこの頃私も意識することなのですが、この言葉はまさに先生のことだなあと実感しました。生涯現役でいるためには、日々精進、努力・・・それなのに、インフルエンザ騒動で、いきなりできた3日間もできた休みを、新しい楽譜をみることもなく、だらだらすごしてしまった自分を、少し反省した夜になりました。
神戸からインフルエンザ感染者がでたということで、突然学校が1週間の休み。
ということは、定期演奏会に向けて追い込みをかけようと思っていた学校も、
これから一からコンクールにむけてやり始めようと計画していた学校も、引き続きとにかく前進あるのみと指導しようとしていた学校も、全て休校。面っ食らったのは、私だけでなく、現場の先生とそしてなにより生徒さん達だったはず。無事学校再開となってほんとよかったです。
そして昨日。1か月振りに五十嵐先生が西宮に。先月のコンサートの打ち上げをしたレストランを大変お気に入りで、そこで夕食をご一緒させていただきました。おいしいローストビーフ、先生のお気に入りの
イタリアの赤ワイン(この日のためにマスターがわざわざご用意してくださった)をいただきながら、
あまりのおいしさに、至福のひと時。と。その時先生も、「今日は幸せだね。みなさんと、おいしい料理、おいしいワインを頂けて。」といわれたのです。続けて、「この歳まで歌えて幸せ、ほんと幸せ。健康でいられておいしいもの食べられて、舞台に立って歌えて・・・」と言われたのです。
コンサートに来られた方はご存じと思いますが、先生は今年81歳になられます。舞台で歌っていらっしゃるお姿を拝見しても、楽しく会話しながら食事をご一緒していても、とてもそのような年齢には思えません。
舞台で演奏する私たちには、定年がありません。つまり、生涯現役・・・ちょっとこの頃私も意識することなのですが、この言葉はまさに先生のことだなあと実感しました。生涯現役でいるためには、日々精進、努力・・・それなのに、インフルエンザ騒動で、いきなりできた3日間もできた休みを、新しい楽譜をみることもなく、だらだらすごしてしまった自分を、少し反省した夜になりました。
2009年5月19日火曜日
2009年5月15日金曜日
詳細がきまりました。
アンサンブルアメニティのコンサートです。
5月29日(金)午後7時からです。
場所は大阪倶楽部。地下鉄淀屋橋駅下車、9番出口より今橋通を西へ100M。徒歩約5分。
この建物は1924年に建築され、南欧風の様式に東洋風の手法を加えた建築として知られています。
安井武雄氏によって設計されました。1997年に国の登録有形文化財に指定されました。
曲目は、ヘンデル作曲のラルゴ(木陰にて)、オンブラマイフといった一度は聴いたことのある曲のほか、
ゼンフル、イザークといったルネサンス期に活躍した作曲家の作品も演奏します。そのゼンフルの作った曲に
こんな題名の曲が・・・「妻は亭主より酒飲みの歌」・・・どんな歌詞がついていて、どんな音楽なんでしょう。楽しみです。今回のテーマはドイツです。ドイツといえば、バッハを忘れてはいけません。
ということでバッハの作品もたくさん演奏します。当日は、高本さんの癒し系のおしゃべりでコンサートが進行します。お楽しみに。
お問い合わせ アメニティ2000協会
tel 0797-35-2181 携帯 080-3138-4164
5月29日(金)午後7時からです。
場所は大阪倶楽部。地下鉄淀屋橋駅下車、9番出口より今橋通を西へ100M。徒歩約5分。
この建物は1924年に建築され、南欧風の様式に東洋風の手法を加えた建築として知られています。
安井武雄氏によって設計されました。1997年に国の登録有形文化財に指定されました。
曲目は、ヘンデル作曲のラルゴ(木陰にて)、オンブラマイフといった一度は聴いたことのある曲のほか、
ゼンフル、イザークといったルネサンス期に活躍した作曲家の作品も演奏します。そのゼンフルの作った曲に
こんな題名の曲が・・・「妻は亭主より酒飲みの歌」・・・どんな歌詞がついていて、どんな音楽なんでしょう。楽しみです。今回のテーマはドイツです。ドイツといえば、バッハを忘れてはいけません。
ということでバッハの作品もたくさん演奏します。当日は、高本さんの癒し系のおしゃべりでコンサートが進行します。お楽しみに。
お問い合わせ アメニティ2000協会
tel 0797-35-2181 携帯 080-3138-4164
2009年5月8日金曜日
吹奏楽の季節がやってきました。
毎年今頃になると、「吹奏楽コンクールの自由曲にハープを入れたいのですが」とレッスン依頼のお電話を学校からいただきます。GW中から今年も早速スタートです。ここ20年くらいでしょうか。自由曲に、ハープを入れた曲を選ぶ学校が多くなってきました。予選に始まってどんどん進んで、全国大会出場できました、の報告は何度経験してもうれしいものです。
そしていつも、すごいなあ、と感心させられるのは。今日レッスンするまでハープに触ったことすらなかった子供たちが、2か月、3か月後には、なんとなく形になって、自由曲のパートを彼らなりに弾いてしまうのです。普通1年近くかけてすることを、わずか数回のレッスンでぎゅうぎゅう詰め込むのですが、よくついてきてくれるな、と思います。
今年レッスンさせていただく自由曲は、どれも知らない曲ばかり。わたしもしっかり勉強しなくては。
そしていつも、すごいなあ、と感心させられるのは。今日レッスンするまでハープに触ったことすらなかった子供たちが、2か月、3か月後には、なんとなく形になって、自由曲のパートを彼らなりに弾いてしまうのです。普通1年近くかけてすることを、わずか数回のレッスンでぎゅうぎゅう詰め込むのですが、よくついてきてくれるな、と思います。
今年レッスンさせていただく自由曲は、どれも知らない曲ばかり。わたしもしっかり勉強しなくては。
2009年5月2日土曜日
五十嵐喜芳コンサートの御礼
昨日は、ご多忙中皆様多数ご来場いただきましてありがとうございました。
充分お楽しみ頂けましたでしょうか? 4時前から私がリハーサルをはじめ、何となく終わった頃、突然五十嵐先生 がステージに登場!!音響のチェックをされたかったのだと思いますが、 「ちょっとなんか弾いてよ」で、頭の中はパニックながら、とりあえず 今日演奏する予定の引き潮の一部を。「うん、いいね。いい音するねここ」 それから、全員そろってのゲネプロがスタートしました。 そろそろゲネも終わりかな?と思った頃に、ピアニストの中村さんから、 「先生、優雅な月は、ぜ~ったいハープと歌った方が合いますよ」 の提案。ちょっと合わせようか、のノリでいきなり頂いた楽譜で伴奏させて いただきました。「本番もハープでいこう」の先生の一言で、急遽私が 弾くことになってしまいました。え~~~~~~!!!!ちょっとお手合せの ノリかと思っていたのに、マジで本番で弾くの?一回しか合わせてないのに、 うそ~~~~こんんなのあり
・・・などなど考えが頭をよぎりました。 でも、もう後には戻れない、開場まであと40分、つまりさらえる時間もあと多くて 40分・・・これって、久々のピンチ、
失敗は許されないし・・・といろいろな 考えが頭をよぎっているときに、
まさかの「本日開場はやくしま~す」てことは、 40分もない・・・・
さて、時間通りにすべてが始まりました。楽屋のモニターでしか聴けないのが
とても残念でしたが、1曲目から、先生と麻利江さんの息はぴったり、絶好調。
優雅な月は、出番が早くなんと3曲目。なんとか大穴あけずに弾けたと思いますが それは、演奏直前にやさしく、にっこり、よろしく、と微笑んでくださった先生の おかげ・・・ありがとうございました。
そのあと、私の3曲のソロ、2部では、麻利江さんの伴奏、4人一緒でと予定通り 進行しました。みなさんご一緒に、では、何の打ち合わせもないのに客席からすばらしい 歌声。本当に会場が一体となったコンサートでした。
今回の共演を経験して感じたことはたくさんあります。そのうちのひとつが、 五十嵐先生のカリスマ性・・・あんなにお客さんの心をがっちりつかまれて感動させられる すばらしい舞台人。そして、あの全身から発せられるオーラ・・・私なんて一生かかっても 先生のようにはなれないけれど、一歩でも近づきい!!と思いました。 今回このようにすばらしい方達とご一緒できたことは、私の一生の財産です。
充分お楽しみ頂けましたでしょうか? 4時前から私がリハーサルをはじめ、何となく終わった頃、突然五十嵐先生 がステージに登場!!音響のチェックをされたかったのだと思いますが、 「ちょっとなんか弾いてよ」で、頭の中はパニックながら、とりあえず 今日演奏する予定の引き潮の一部を。「うん、いいね。いい音するねここ」 それから、全員そろってのゲネプロがスタートしました。 そろそろゲネも終わりかな?と思った頃に、ピアニストの中村さんから、 「先生、優雅な月は、ぜ~ったいハープと歌った方が合いますよ」 の提案。ちょっと合わせようか、のノリでいきなり頂いた楽譜で伴奏させて いただきました。「本番もハープでいこう」の先生の一言で、急遽私が 弾くことになってしまいました。え~~~~~~!!!!ちょっとお手合せの ノリかと思っていたのに、マジで本番で弾くの?一回しか合わせてないのに、 うそ~~~~こんんなのあり
・・・などなど考えが頭をよぎりました。 でも、もう後には戻れない、開場まであと40分、つまりさらえる時間もあと多くて 40分・・・これって、久々のピンチ、
失敗は許されないし・・・といろいろな 考えが頭をよぎっているときに、
まさかの「本日開場はやくしま~す」てことは、 40分もない・・・・
さて、時間通りにすべてが始まりました。楽屋のモニターでしか聴けないのが
とても残念でしたが、1曲目から、先生と麻利江さんの息はぴったり、絶好調。
優雅な月は、出番が早くなんと3曲目。なんとか大穴あけずに弾けたと思いますが それは、演奏直前にやさしく、にっこり、よろしく、と微笑んでくださった先生の おかげ・・・ありがとうございました。
そのあと、私の3曲のソロ、2部では、麻利江さんの伴奏、4人一緒でと予定通り 進行しました。みなさんご一緒に、では、何の打ち合わせもないのに客席からすばらしい 歌声。本当に会場が一体となったコンサートでした。
今回の共演を経験して感じたことはたくさんあります。そのうちのひとつが、 五十嵐先生のカリスマ性・・・あんなにお客さんの心をがっちりつかまれて感動させられる すばらしい舞台人。そして、あの全身から発せられるオーラ・・・私なんて一生かかっても 先生のようにはなれないけれど、一歩でも近づきい!!と思いました。 今回このようにすばらしい方達とご一緒できたことは、私の一生の財産です。
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